福島競馬場阿保列車の旅④

 最終レースを見ずに競馬場を後にした。このバスの中では座れず立っていた。まぁ乗車時間は待ち時間入れても20分以下だったと思う。負けていたので長く感じた。

早く福島駅に戻ったところで、観光するわけでもない。夕食をどこかで摂り宿泊するだけである。駅周辺を歩いて適当な店で食事しようと思ったが適当な店が見つからない。昼にラーメン食べてるから中華は除外。日本食か洋食か?呑み屋は結構多い。しかし食堂となると? 土曜日の夜に一人で居酒屋に入るのは避けたいよな、などと考えながら歩いたが中々丁度いいレストランに巡り会わず。

駅ビルに戻る。いや、わざわざ駅ビルで食べなくてもねー。悩んだ挙句、空腹になってきたので、駅前ビル中サイゼリヤに入ってしまった。

福島まで来てわざわざ入らなくても良いのは分かっていたが仕方がない。

競馬で勝っていればもちろん違う店を探した。

見知らぬ土地へ一人で行く場合、やはり便利なのはチェーン店である。当たりもなければハズレもないからだ。コンビニも同様。

というわけで、ワインを一杯だけ飲んで食事して宿に向かった。レコード店に寄ろうとしたのだが、冷やかしに終わるのは明らかなのでやめにした。また今度ね。

宿は、駅近くの料金の安い所を探したらここになった、という所でカプセルホテルではないが殆どカプセルホテル的な施設。シャワー、トイレ共同である。2段ベッド。防音的なモノ無し。一室に8人。それだけ書けば状況はわかると思うが物音でうるさくて眠れない。

二度とここは利用しないことは言うまでもない。早朝、最速でチェックアウトした。

福島競馬場阿保列車の旅③昼休み

 ゴールからは遠いのは分かっていた席だったが、ここはなんと馬券発売機からもちょっと遠い席だった。たいした距離ではないが。

なので昼休みということもあり、一般席の方に降りる。

 素晴らしいのは、芝コース外ラチに張り付いて競馬が見られること。東京中山だと芝コース外ラチから更に10m外の柵外からじゃないと見れない。安全対策なのだろうが、やはり外ラチすぐ外から見れる方が近くて良いに決まっている。

ローカル競馬場はどこでも同様だと思うが、とても良い。

 さて、昼飯はフードコートの喜多方ラーメンにした。せっかく福島まで来たのだから普段と違うモノを食べたかった。スープ温度が高くヤケドしそうだったが、それもまぁ特色なのだろう。

考えたら、普段ラーメン屋には入らない。せいぜい日高屋くらいなのでスープ温度はどの程度が良いのか分かるはずがないのだ。

味は、普通の醤油ラーメンだった。熱々のスープは、ぬるめのスープよりは良い。

福島競馬場で目についたのは家族連れ(子供連れ)。この立ち食いフードコートでも家族連れが多かった。

小さい子も多い。内馬場には行かなかったが、多分もっと家族連れが多いと思う。スタンド内で感じたのだから。

 

一階から二階へ上がるエスカレーター、4〜5才くらいの可愛い女児が2人駆け上がって行く。双子らしい。その後をお母さんらしき人が追いかけて行く。その先には何があるかというと、パドック!馬が周回中。

明らかに動物園代わりに来てる。

後ほど調べてみたら、福島市周辺には動物園も遊園地も無い事が分かった。なるほど仕方ないね〜、俺が親でもそうするな〜 馬しかいない動物園。こどもには気の毒だが、広い遊び場(内馬場)もあるし、食べ物屋もたくさんあるしね。

 

 

 

 

福島競馬場阿保列車の旅②馬券

 障害コースを見渡すことができて良い席だったのだが、障害レースは4,5レースのみであとは平地レース。

双眼鏡は持ってこなかった。スタートとゴールは大型ヴィジョンを見ればいいし、まぁレース途中は肉眼で大丈夫だろう。

 さて、最初に今日買うべき馬券を買ってしまうことにした。昼食はその後で良い。

マークシートにどんどん記入していく。

この日は10レース程度馬券を買った。

福島のレースは僅かに最終レースのみ。他のレースは狙いたい馬がいなかったのだから仕方ない。

 

結局この日の馬券成績は惨憺たるものでつまり惨敗。ほぼ坊主つまり的中ナッシング。

最終レースを見ずにバス停に急いだ。

福島競馬場阿保列車の旅①

青春18きっぷの旅、この春2回目である。18きっぷの旅の難点は、乗り換えの多さ。長距離になればなるほど当たり前だが多くなる。今回は4月6日朝、吉祥寺出発で新宿、赤羽、宇都宮、黒磯、新白河、郡山で乗り換えねばならない。6回。

そして、乗り換える毎に、列車の車両数が少なくなってくる。つまり地方へ行くにつれ車両が短くなっていく。だから乗り換え時にもたもたしたりトイレへ行くタイミングによっては座席に座れなくなる。要するに乗り換え毎に椅子取りゲームなのである。

新白河からは4両編成になる。新白河までは何とか座席に余裕があり全員座れたが、ここからはロングシートのみになるがそれでも座れない人が出てくる。

郡山手前ではかなり立ち客が増えてくる。ここがマックスだったかも。郡山駅は新幹線停車駅であるので、ここから在来線乗車率は少し減り福島駅までは楽になるが更にロングシートは続く。

更に今度は福島駅に近づくにつれ立ち客は増えてくる。仕方ないね、これは。

まー、なんとか福島駅まで立つことなく辿り着く。

福島競馬場まではバスである。有料。大井競馬場行きの無料バスも廃止されたようで世知辛い世の中だ。

ここのバスは昔から有料なのかもしれんが。バスに乗ってからは10分〜15分程度。このバスでもなんとか座れた。

競馬場到着は、5レース障害オープンをきちんと最初から見れたのでちょうど正午頃。スマホで指定席QRチケット提示して入場、5階に上がる。

C指定席なので、ゴールからは遠い。5階なので上から見下ろす感じ。着くなり障害レースを見たが、障害コースを見渡すことができて、良い席だった。

-続く

 

 

中央線各駅停車中京競馬場阿保列車の旅

青春18きっぷを使っての旅は、何年ぶりだろう?

ムーンライトながらとか、ムーンライト越後なとがまだあった時代以来ということになる。

目的は特に無い。一応、中京競馬場名古屋競馬場なのだが、そんな所は実際に行かなくてもネット投票出来る。実際に行かなくても、レース映像は見れるのである。

しかし目的が何も無いとどこへ行こうか迷う。なので趣味の競馬ということになり、開催中を考慮するとJRAでは中京か阪神になる。各駅で大阪まで行けない事はないが、もう少し近い中京にした。移転した名古屋競馬場も見に行けるかも?と思った。

どうせ名古屋行くなら、ありきたりの東海道線ではなく、中央線塩尻経由で行ってみようと思った。時間はかかるけれども景色が良いはずだ。

やはり、景色は良かった。高尾を出るとすぐに山間部に突入する。その後甲府までは人家かが無いところには全然無く山林、そして時々人家集落があり、甲府に入ると街並みが広がる。

ところが電車は甲府を出るとぱったり車内アナウンスが無くなる。コレが諏訪市に入るまで続いた。日頃電車アナウンス親切すぎてどうなんだ?英語要らねー、とか思ってるのだが、いっさい何も無くなるとそれはそれで不安になる。

何しろ、いきなり発車していきなり停車する。ドアは自動ではなく自分でボタン押して開閉するタイプだからいいとして。

実際はアナウンスしてたけど音声スイッチがオフになっていたとか?なんだろう?謎だった。

諏訪辺りから、車内アナウンスがとても小さい音量で聞こえてきたが、声が小さすぎ(女性駅員)て内容が聞き取れない。

塩尻までそれが続いた。

終点松本まで乗って、そこで昼食も考えたが、塩尻で1時間待ち中に駅そばを食べて中央西線に乗り換え最速(このルートでは)で名古屋に向かった。

塩尻→中津川 この区間は2両編成だった。ワンマン列車でほとんどの駅が無人駅。席は、二人がけ(進行方向向き)が通路両脇に並んでいる。サイズ的には狭い。狭いけれども2両編成なので満席に近い。一人で2席は占領できない。客層は観光客が多い。外国人も。中国、アジア、白人団体客も途中で乗ってきた。

この区間は景色が良いけれど、窮屈さがありましたね〜。

中津川でまた乗り換え。名古屋行き快速は6両編成で楽勝に座れる。でもロングシート。しょうがない。この区間は、人家のある地域をひたすら走って行く。景色的にはあまり変化が無いからロングシートでもいいのかも。部活終わったあとの学生も乗ってくる。名古屋までちょっとお買い物というオバさんなど。

この区間では観光客はあまり見なくなる。

続く

 

 

3月8日朝から雪☃️

数年ぶりに最寄駅が吉祥寺で助かったという経験。吉祥寺の利点のひとつである。

雪の為総武線各駅停車がストップ。

本日は池袋に出勤なので、いつもは新宿へ出てから埼京線に乗るのだが、今日は先ず井の頭線で渋谷に出て、それから湘南新宿ラインに乗り勤務地へ。

運賃は100円も変わらない。まー、面倒なので会社には請求しない。

 

今日分かったことは、渋谷乗り換えの場合、井の頭線からJRはそんなには時間がかからないという事。結構歩かされるが、井の頭線から東横線に乗り換える場合に比べると短時間で済む。井の頭線から東横線乗り換えは10分位は歩かされる気がする。あれは酷い。渋谷駅の不便性が最悪の形で出ている。嫌がらせとしか思えない。

PERFECT DAYS

2月18日には、新宿で映画を観た。映画館で映画を観たのは、「ミステリという勿れ」以来。

ヴィム・ヴェンダース監督作品、結構観ている方だ。『パリス、テキサス』が一番好きだが、当たり外れがあるんだよねこの監督。

この作品は、何しろ舞台が現在の東京🗼役者が全て日本人。悪いわけがない、と思って観たらやはり良かった。

というより、主人公が自分そっくりなのであった。そりゃ細かい部分はことごとく違う。職業、通勤手段、風呂、洗濯、趣味、親類、髭、飲酒、音楽を聴くアイテム、などなどは勿論違う。

 

職業は公衆トイレ掃除ではないし、通勤はクルマではなく電車だし、風呂は銭湯ではなく自宅風呂だし、洗濯はコインランドリーではなく自宅洗濯機だし、趣味はフィルムカメラと植物ではなく競馬だし、姪っ子はいないし妹もいないし、髭は伸ばしてないし。音楽🎵を聴くのはカセットテープではなく、レコードやCDだし。行きつけの呑み屋も無い(そもそもあまり酒を飲めない)

しかしそれでも自分そっくりなのである平山は。

 

孤独。

仕事中は殆ど人と話すことは無い。たまに同僚と話すくらい。あとは、行きつけの銭湯へ通い行きつけの食堂へ通いそこでも会話は殆どしない。友人知人に会う事も無い。休みの日に行きつけの呑み屋で少し話す程度。行きつけの古本屋に行っても会話はほぼ無い。行きつけの写真屋に行っても会話は無い。

まぁそういうところが自分に似ている。