PERFECT DAYS

2月18日には、新宿で映画を観た。映画館で映画を観たのは、「ミステリという勿れ」以来。

ヴィム・ヴェンダース監督作品、結構観ている方だ。『パリス、テキサス』が一番好きだが、当たり外れがあるんだよねこの監督。

この作品は、何しろ舞台が現在の東京🗼役者が全て日本人。悪いわけがない、と思って観たらやはり良かった。

というより、主人公が自分そっくりなのであった。そりゃ細かい部分はことごとく違う。職業、通勤手段、風呂、洗濯、趣味、親類、髭、飲酒、音楽を聴くアイテム、などなどは勿論違う。

 

職業は公衆トイレ掃除ではないし、通勤はクルマではなく電車だし、風呂は銭湯ではなく自宅風呂だし、洗濯はコインランドリーではなく自宅洗濯機だし、趣味はフィルムカメラと植物ではなく競馬だし、姪っ子はいないし妹もいないし、髭は伸ばしてないし。音楽🎵を聴くのはカセットテープではなく、レコードやCDだし。行きつけの呑み屋も無い(そもそもあまり酒を飲めない)

しかしそれでも自分そっくりなのである平山は。

 

孤独。

仕事中は殆ど人と話すことは無い。たまに同僚と話すくらい。あとは、行きつけの銭湯へ通い行きつけの食堂へ通いそこでも会話は殆どしない。友人知人に会う事も無い。休みの日に行きつけの呑み屋で少し話す程度。行きつけの古本屋に行っても会話はほぼ無い。行きつけの写真屋に行っても会話は無い。

まぁそういうところが自分に似ている。